希望の年収(給与)はありますか?
公開日:
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最終更新日:2014/01/31
転職で聞かれる面接の質問集
面接時に「希望している年収(給与)はありますか?」と質問をされた時、ほとんどの方は答えに困ってしまうものです。
もし、本当の希望年収を言っても良いのであれば、少しでも多く貰いたいですが、あまり離れすぎた給料を回答してしまえば、内定をもらえない可能性もあります。
そもそも希望収入を聞く理由って何?
面接官がこういった、答えにくい質問をするのには理由があります。
おおよそ、こういった事を確認する為の質問だと考えて下さい。
困難な状況になった時にどうやって切り抜けるかを見ている
「どれくらい欲しいの?」なんて聞かれたら、御社の規定にお任せしますと答える方がほとんどです。
ただ、こういった回答の仕方の場合、上手く切り抜けたとは言えず、相手任せになってしまいます。
ビジネス上、窮地に立たされる事はよくある事です。相手に裁量を任せるのでは無く、
御社の求人情報を拝見した上で、自分の納得出来る給与と思っております。
と具体的に答えると良いでしょう。
自分の評価をどのようにしているかを知りたい
質問の意図する事が、自己評価だった場合は少し、難しいです。
この場合は、志望動機の裏付けとして適切かつ誠実な回答を行う様に心掛けて下さい。例えば
前職での年収が◇◇円程度でしたので、同額からそれ以上頂ければと考えています。
多くの求人情報には、参考年収が記載されており、それを確認した上で応募をするはずです。前職よりも収入が減少する事が分かっているので、あれば
今回、新たな分野で挑戦を行うつもりで応募をさせて頂いておりますので、御社の規定に従います。ただ、働きを見て評価をして頂けるとありがたいと考えています。
などの回答が良いと思います。今の自分の立ち位置そして、これから向上していくつもりである事が提示出来ている為です。
お金にこだわりすぎていないかの確認
私が面接官をしていた時、特に営業職でこのようなケースが多くありますが、「契約獲得したらインセンティブは付くのか?」「前職でのやりがいがインセンティブだった」「収入アップの為の転職」であると分かる応募者の場合です。
企業は、採用後長い月日をかけて、社員との信頼を築き、教育を行い最大限のパフォーマンスを出して欲しいと考えているものです。
その社員との繋がりが『お金』だけでは、どうしても円滑なチームワークを築けない事が多く、給与不満などがあればすぐに離職をしてしまいます。
履歴書等でも、お金についての話題はあまり書かず、自らが質問をするのは避けた方が良いでしょう。
まとめ
収入は多ければ多いに越したことはありません。企業もそれだけのパフォーマンスが見込めるのであれば、コストが上がっても検討する余地はあるはずです。
しかし、面接という初対面の相手に対し、年収額の提示は、日本の文化ではまだまだ受け入れられておらず、自ら話題として提示する事は控えた方が無難だと思います。
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