面接で質問するとマイナスイメージにつながる聞き方
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採用担当の本音を知る
ほとんどの場合、求職者へ面接官からの質問が終わると、求職者からの質問に企業が応じる時間が取られます。
この時、それまでどれだけうまく、面接をこなしていったとしても、聞いてしまうとそれだけで、マイナスイメージを与えてしまう質問というものがあります。
面接で聞いてはいけない事
残業はありますか?
ほとんどの場合、求人原稿には平均残業時間などの明記があります。
これを確認する為、または通常では考えられない残業時間になるのかを聞きたいのでしょうが、
これらの質問をする事で、面接官は
「一生懸命働かない」
「決められたこと(時間)しかやらない」
「仕事よりプライベートを優先したい」
などの印象を受ける事になります。
いくら、志望動機で熱意あふれる言葉を並べても、こういった質問をする事により、前の発言とのギャップができてしまい、墓穴を掘る結果に。
残業の有無を聞きたい場合は、オブラートに包み
「◯◯の業務は、バリバリ働けるイメージがありますが、1日の流れはどのような感じですか?」や
「業務をスピーディーに終わらせる為に、土日に出勤する事は可能でしょうか」
のように聞いてみてはいかがでしょうか。
面接官の回答次第で、実情が見えてくると思います。
出産後、仕事とプライベートの両立は可能でしょうか
この質問は完全にアウトです。
質問の意図としては、出産した後、配慮があるのかを聞きたいのでしょうが、面接官は、
「出産したら育児に専念したいんだな」
と捉えます。
育児を優先させる事は全く悪い事ではありませんが、面接では面接官が求職者の本心を見抜く為の時間です。
「出産後もバリバリ働きたいです」
と言っておきながら、このような質問をする方は、受かってしまえば仕事よりもプライベートを優先させる事は目に見えて明らかです。
頑張れば◯◯する事もできますか?
この質問は、例えば、営業の求人に応募している方が、『営業成績が良ければ、経営企画に部署異動できますか?』
といったイメージの質問です。
一見すると、向上心が見られる質問に感じますが、まだ行った事も無い業務で成果を上げたら、別の事ができるかという意図ですよね?
そもそも、求職者は
「営業がやりたいわけでは無い」
と捉えられるので、同じラインの求職者が複数人いた場合は、確実に『営業がやりたいです』と意欲のある求職者が内定する事になるでしょう。
雇用保険などの条件はどうなっていますか?
恐らくこの質問をする方は、過去にブラック企業的な会社に入ってしまい、痛い目を見られたのかもしれません。
そして、ベンチャー企業以外であれば、特に問題の無い質問です。
しかし、ベンチャー企業への応募でこの質問は控えた方が無難です。
なぜなら、ベンチャー企業(創造的・革新的な経営を展開する企業)の社員に求められるのは、会社と同じ方向性で、がむしゃらに目標達成を目指す精神です。
そんな会社に入りたいと思っている方が、細かい労務の事を気にするようでは、忙しい激務には耐えられないと判断されかねません。
ノルマはありますか?(営業職)
営業職は、売上や件数といった数字で成果が図れる職種で、他のどの職種よりも数字に重点を置いています。
営業職に応募しておきながら、「ノルマはありますか?」の質問は、もはや営業職に応募しないでください。
と言いたくなる求職者です。
作業をこなすだけでは全く評価はされず、日々の数字を達成してはじめて、評価を得る事ができます。
その数字を出す為に、ノルマが設定されるのはごく当たり前の事です。
履歴書の希望欄に給与を書く
ヘッドハンティングをされた場合などを除き、希望給与欄は空欄のままにしておきましょう。
転職をする場合、大抵の方は、転職者向けの求人サイトを利用しますが、ほとんどの求人には◯十万円、◯十万円〜、の表記があります。
経験則ですが、自ら転職をする方は転職をする度に年収は下がる傾向にあります。
年収を上げる為の転職は、知り合いから引きぬかれたりする転職です。
自分に自身があったとしても、入社時の収入については規定をラインに考えましょう。
よっぽど貴方が、その企業から来て欲しい人材であれば、その雰囲気が感じられた時に、交渉する事も可能です。
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